内藤 晃(青い鳥音楽教室 特任講師)

ピアニスト・指揮者。東京外国語大学卒業。
レクチャー、演奏・文筆活動を通じて、音楽の奥深い楽しみ方を広く発信している。
作曲家の一次資料を収集・研究しており、訳書W.イェーガー編『師としてのリスト〜弟子ゲレリヒが伝える素顔のマスタークラス』(音楽之友社)は、リストのレッスン風景を記録した貴重な書物の邦訳である。「名曲の向こう側」(月刊『音楽現代』)、「作曲家のレッスンを覗いてみたら…」(月刊『ムジカノーヴァ』)などの連載をもち、CD、楽譜などへの寄稿も数多く行っている。その自然な音楽づくりは共演者から厚い信頼を得ており、自身のCD(「言葉のない歌曲」など)のほか、春畑セロリ氏(作曲家)や故・吉川雅夫氏(マリンバ)らの多くのレコーディングに参加。リコーダー、鍵盤ハーモニカ、ピアノによる「おんがくしつトリオ」を主宰し全国的にアウトリーチ活動も行うほか、自身のレーベルsonoritéを設立し、美意識を共有する音楽家たちをプロデュースしている。
近年、ピアニスト安井耕一氏と親交を深め、ピアノの音色の可能性について科学的に探求している。

主な出版物

・W.イェーガー編『師としてのリスト〜弟子ゲレリヒが伝える素顔のマスタークラス』(音楽之友社)監修・翻訳
・『ケクラン やさしいピアノ作品集』(音楽之友社)解説・運指
・『ジョン・アイアランド ピアノ曲集』(カワイ出版)選曲・解説
・『今年が記念のわたしたち アニバーサリーピアノ曲集』2018年〜2023年(カワイ出版)選曲・解説
・『バッハ G線上のアリア(ピアノ独奏のための編曲)』(ミューズ・プレス) ほか

主な審査員歴

・トバイアス・マテイ記念コンクール
・三善晃ピアノコンクール
・ピティナ・ピアノコンペティション ほか