先日、弊社サロンにて中島結里愛さんをお迎えし、サロンコンサートを開催いたしました。
中島さんは、昨年開催されたショパン国際ピアノコンクール本大会に最年少で出場するなど、
今後ますますの活躍が期待されている若きピアニストです。

まず圧巻だったのは素晴らしい音楽づくりです。ピアニシモからフォルティシモまでものすごく耳を
使っていること、そして音楽を深く理解していることによる襞のように細やかな音色の弾き分けと
それによる音楽構造の提示でした。

【2017年開催弊社企画のイブ・アンリ先生公開レッスンに参加されていた中島結里愛さん(当時7歳)】
※お写真はお母様よりいただきました。
演奏中の全くぶれない姿勢から、結里愛さんの類まれな「耳への集中力」と「音楽構造の理解」「音色へのこだわりを具体的な音にするための強い意志」が伝わってきました。
演奏曲目はドビュッシーとショパンでのプログラムでしたが、ベヒシュタインのグランドピアノ
A160でプログラム曲を、アンコールではアップライトピアノR2ミレニアムで2曲を演奏して
くださいました。

また今回ベヒシュタインジャパンの加藤社長をゲストにお迎えしコンサート冒頭にはベヒシュタイン
アップライトの歴史を、終盤では中島さんがどのように「音づくり」を行ってきたかや、昨年のショパン
国際ピアノコンクールに出場した際のエピソードなど、お二人のトークから貴重なお話を伺うことが
できました。

その中で中島さんが普段、ご自宅で練習しているベヒシュタインのアップライトピアノについての
お話を聞けました。
師事している先生から「音色を変化させることのできる楽器を選んだ方がいい」とアドバイスを
受けたことで、鍵盤の沈み幅約1センチの中、細かく繊細な練習をなさっていることが聞けたのは
大きな収穫でした。
グランドピアノでの変化幅の大きいダイナミックな演奏も素晴らしかったのですが、それに加え
ベヒシュタインアップライトピアノでの幾重にも織られた細かな層を感じさせる演奏を聴けたことは
満場のお客様方にとっても嬉しい驚きとなったことでしょう。

[後日談として]
実は、中島結里愛さんは小学校2年生の時に、当時弊社で行っていたパリ国立高等音楽院教授
イヴ・アンリ先生の公開レッスンを受講されていたことが今回わかりました。
今や世界からも注目されるほどまでになられている中島さんと深いご縁を感じています。
クラヴィーアシューレの拠点としてサロンをつくり、長年啓蒙活動として「レクチャーコンサート」や
公開レッスンに取組できたことがこのように実を結んだこと、中島さんのような世界に羽ばたく
ピアニストの一助となり得たことを私たちも誇りに思えた2日間でした。

中島さん、今後の活躍私たちも応援しております。
素晴らしいお時間を本当にありがとうございました。